変額個人年金保険 仕組みとメリット・デメリット

記事作成日:2018.2.19

保険料を定期的に支払っていくタイプと一時払いタイプ

それでは変額保険の一種である変額個人年金保険について詳しく。
ういす。
この保険も変額終身保険と同じく、保険料の支払い方によって下記の2つに大きく分けられる。


①保険料を月に1回(月払)や年に1回(年払)というように定期的に支払っていくタイプ

②保険料を加入時に全て払いきってしまう一時払いタイプ


まずは①から。


もはや保険料を定期的に支払っていくタイプは出る幕なしかと・・・

タイトル通りだけど、
もはや保険料を定期的に支払っていくタイプは出る幕なしかな・・・
と思う。

このタイプは、主に現役で働いている世代が定期的に保険料を支払って、老後のために積立貯金をしていくという保険だ。
そして「保険」という名前ではあるものの、実質的には投資信託を定期的に購入していくのと変わらない。
投資信託を定期的に購入していく制度って他にあったのを覚えていない?
ん?えあ?
あ、つみたてNISAiDeCo(個人型確定拠出年金)か!
そうだね。
投資信託そのものの運用成績が同じであれば、これらのほうが保険会社が差し引く手数料がない分だけ有利だ。なのでそれらを優先したほうがよいと思う。
順番的には


第一優先iDeCo(個人型確定拠出年金)
第二優先つみたてNISA


の順に検討されるとよいと思う。
iDeCo(イデコ)は反則なくらい税制面が有利になっているんだったよね。
変額個人年金保険にしかないメリットとかはないのかな?
一応あるにはあって、変額個人年金保険は払った保険料が
一般の生命保険料控除の対象になり、所得税と住民税が節税できる
というメリットがある。

例えば年間で保険料を8万円払えば、年収500万円くらいまでの方の場合、年間に払う所得税と住民税が合計で5,000円弱ほど安くなる。
なるほど、それはいいね。
そうだね。
けれど一般の生命保険料控除の対象になる保険は、定期保険収入保障保険学資保険など多い。
そして現役で働いている世代の場合、これらの保険に既に加入している方が多いと思う。
これらの保険で既に年間に保険料を8万円以上払っている場合は、もう一般の生命保険料控除の枠は使用できないので、変額個人年金保険に加入しても節税メリットは受けられない。

なので、iDeCo(個人型確定拠出年金)つみたてNISAに加入した上で、一般の生命保険料控除の枠がまだ空いている方なら、この変額個人年金保険を検討する価値があると思う。
なるほど。
なお、変額個人年金保険は個人年金保険料控除の対象にはならないので注意してほしい。


生命保険料控除
一般の生命保険料控除 個人年金保険料控除 介護医療保険料控除
定期保険収入保障保険学資保険
などの保険料が対象。

変額個人年金保険も対象!
定額個人年金保険
一定の基準を満たした
契約の保険料が対象。

詳細はこちら
がん保険医療保険
などの保険料が対象。


一時払いタイプは、一時払い変額終身保険と実質的には同じ保険

こちらもタイトル通りだけど、現在発売されている一時払い変額個人年金保険のほとんどは、
一時払い変額終身保険と実質的には同じ保険
だ。
よって理由については一時払い変額終身保険の仕組みを読んでもらえればと思うけど、一時払い変額終身保険がおすすめできなかったのと同じく、この保険もおすすめはできない。
たしか難しすぎる保険なんだったよね。
そしてそれが理解できるくらいの方なら、自分で債券やETFなどを購入して運用した方がいいっていう話だったよね。
そうだね。
自分で運用する自信はないけど、手元に大金があり、これを定期的に年金形式で切り崩していきたいというのであれば、変額でなく定額の一時払い個人年金保険(※)のほうがよいと思う。


※記事作成時点であれば、JA共済の年金共済ライフロードに一時払いで加入するのがおすすめです。

なるほど。
少し短かったけど変額個人年金保険についてはここまで。ここまで読んでくれてありがとう。
お疲れさまでした~。